平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

『高望みしない』闘病中の自分が楽になる方法〜その④〜

人生いろいろ~

と歌われたのは島倉千代子さんですが、闘病中もいろいろです。

抗がん剤でしんどい時があったり、癌で痛みが出たり、手術の跡が痛んだり、病気が判明してからの人間関係に悩んだり、今後の人生に悩んだり、家族のことで悩んだり、いろいろです。

そんな悩みをわかってくれ~と誰しもが思うのですが、なかなかわかってくれない。

そりゃそうだ。だって、どうしたって他人なんですもの。なので

闘病中の自分が楽になる方法~その④~

『高望みしない』

振り返って、自分の癌が見つかっていないときのことを考えてみると、癌患者さんのこと考える時間なんてほとんどなかったというのが正直なところです。たまに新聞やテレビで取り上げられたときに大変だな~と思ったぐらいです。

自分はAYA世代の癌患者、癌サバイバーということになりますが、テレビで見て最初に「AYA世代」という言葉を知ったときはそういうのもあるんだぐらいでした。まさか自分がそうなるとは思いもしませんでした。

たぶん、ほとんどの人がそうなんだろうと思います。

だから、「自分だけは…」と思わないようにします。

ちゃんと、自分の状態を周囲に伝えていれば、周りは十分心配してくれてるし、できる限りのサポートをはしてくれてると思います。高望みしすぎちゃあいけません。

だって、周りの人たちにだって、その人たちの「人生いろいろ」があるんですから。

他の病気に悩んでいるかもしれませんし、家庭で大変な想いをされているかもしれない。仕事で大きなことを抱えているかもしれないし、色々な人間関係に悩みを持っているのかもしれない。

人生いろいろ。

なので、高望みしないことにプラスして必要なのが、自分の状態をちゃんと伝えて、「できること&できないこと」をちゃんと示すこと。それが大切なんだと思います。

病院のお医者さんや看護師さんだってそうです。こっちの状況ちゃんと伝えないと、どこが痛いかなんてわからないし、対処方法がわからない。

無茶を言っちゃいけないよと思うようにしています。

それでも、相手がわかってくれない!そんなときは・・・あきらめましょう。

買ってもいない宝くじの高額当選を夢見るぐらい不毛なことだと思います。

そのときは、わかってくれる人を探しましょう。こんなもんですかね~。