【癌は個性?YES癌は僕の個性です】
突拍子もないことを思いつく時というのは、歩いているときが多いように思います。きのう頭の中に浮かんだのは…癌という病気は僕の「個性」と言えるのか?ということです。
個性=他から区別される個人の特性、パーソナリティ…
意味としてはこんなところのようですが、癌は個性と言えるのでしょうか?
答えはすぐに出ました。僕にとって癌はもはや自分の「個性」です。<失いたくないかけがえのないもの>ではまったくありませんが、残りの人生で一生ついてまわる厄介な同居人のようなものかもしれませんが、今の自分を構成している必要不可欠な要素の1つだと思っています。
【日常は頑丈なのかもしれない】
癌にならなかったら…たぶん代り映えしない毎日を送っていたんでしょうね。仕事行って、家では好きなことやって、週末は実家に帰って両親とご飯食べて、子どものころから続けてるエレクトーンをやって…
あれ?癌になってもあんまり変わってないぞ?
病院に行く、癌治療をする、という要素が入ってるぐらいでやってることはあんまり変わらない…人から見るともしかしたら自分は寂しい人生だなんて言われるかもしれませんが、自分にとってはまぁまぁそこそこに幸せも感じつつ暮らしているので文句はありません。
癌になっても日常は日常のままでいてくれました。センキュー。
【癌になったからこその経験】
癌になってからの2年間だけでも相当色々な経験をしました。入院、手術、抗がん剤、副作用…治療がうまくいって喜んだり、副作用の症状が出るたびにコレやばいんじゃね?と焦ったり、再発に悲しんだり…自分の病気のことだけでも上げたらキリがないほど。そしてそんな治療を続ける中でこれまでの人生で交流を持つことがなかった、医師、看護師、癌患者やサバイバーの皆さん、癌治療の啓もうにセミナー開くなど活動する方、そんな方たちとのつながりと経験もかけがえのないものになっています。
【癌になっても越えられない痛み】
人生最大の「痛み」は何でしょうか?僕の場合、癌になっても「痛み」の最大値を超えることはありませんでした。なぜなら「痛み」の最大値は御石様こと尿路結石の経験があるからです。おかげさまで抗がん剤の副作用とかいろいろあっても、なーんだそんなもんかで乗り越えられている気がします。
涙の数だけ強くはなれませんが、人生最大の痛みを知っているから耐えられるようにはなっているのかもしれません。痛みの最大値が更新されないことを祈るばかりです。
ちなみに全身麻酔明けは別格でしたが、それでも手厚いケアを受けている点においては尿路結石で猛烈な痛みに悶えている中、救急車を待つ時間に比べるとマシかなって思います。
そういえば痛みと言えば、また口内炎ができました。早く治ってほしいもんです。
読み返してみると…なんだこのブログは?
たまにはこんなこと書く日があってもいいか