平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

8月12日は癌が見つかるきっかけになった日

忘れられない日がやってきました。

ちょうど1年前の8月12日。 仕事終わりに会社の食堂で晩ご飯を食べたあとの帰り道のことです 。猛烈な腹痛に襲われ立ってられなくなる。 少ししてマシになったので近くのベンチまでなんとか移動するも、 そこからは本当に身動きできなくなり、 体の左側がまるで麻痺したような状況に…。

なんとか携帯で救急車をよび、搬送されることに。 救急隊には結石の恐れが高いことを伝えました。 搬送先は1度目の病院では断られるも2度目の病院で受け入れOK となり近くの病院で受け入れてもらえました。

 

救急車の中で横になっているうちに痛みのピークが過ぎ、 なんとか自分で歩ける程度には回復。 病院では少し発熱もあったからかコロナ感染の疑いも心配されCT をとることになりました。

 

たぶんここが運命の分かれ道でした。

 

1度目の病院に断られていなかったら、 2度目の病院で診てもらえていなかったら。 コロナが疑われなくて肺のCTもとっていなかったら…もしかする と癌が見つかっていなくて、 見つかったころには手の付けようがなくて今、僕は生きていない。 あるいは末期症状なんてこともあったかもしれません。

 

翌8月13日、呼吸器外科の先生が僕のCT画像を見て下さり、『 縦隔腫瘍』を疑って下さったことで『胸腺がん』 が見つかって治療することができました。

 

人生において何が起こるかわかりません。

自分が癌になっていたことはよろしくないですが、 手の施しようがあるうちに発見できて、治療もできた。 総合的には良い巡り合わせだったんだと思います。

 

もし、結石の痛みが2019年に来ていたら肺のCTを撮ってなく て見つかっていなかったでしょう。現に、結石の痛みで2020年 3月に別の病院でCTを撮ってもらっていたのですが、 このときは腎臓のあたりだけだったのか、 肺もとっていたけど呼吸器の先生がみていなかったからか癌は見つ かっていませんでした。

 

巡り合わせってあるんだな~と1年たって改めて思います。 一日一日を大切にしていこう。