平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

癌とコロナと不安と覚悟

<本題に入る前に・・・副作用でまた鼻血!>

抗がん剤の副作用だと思うのですが、またまた鼻血が止まらなくなってしまいました。血小板とかも減ってるみたいなので傷が治りにくくなっているそうです。だらーっと垂れてくるほどではないのですが、むずむずして仕方がない。通常だとカサブタになってそのカサブタが取れて鼻血が治るそうなのですが、カサブタが十分に固まらない…。年末に耳鼻科に行ったときの薬が残っているので、血が止まりやすくなる飲み薬と軟膏を塗って対処中です。

 

<癌とコロナと不安と覚悟>

それはそうと、新型コロナウイルス。こんなにも毎日毎日、病気のことを考える日が続くとは夢にも思っていませんでした。でも、そんなに深刻に考える必要はないんじゃないかなと最近思います。

 だって病気になるときはなってしまうから。

 最初に書いておきますが、感染症対策なんてする必要ない」と言いたいわけではありません。いくら気をつけていたって100%安全な場所なんてほぼ世の中にはないのだし、まったく予想してなかった癌にだってなってるかもしれないのだから、深刻に考え過ても仕方ないということが言いたい。もちろん、時には自分の感染予防を考えることや、健康診断などを受けて自分の体のことを真面目に考えることも必要です。でも考えすぎたらストレスになって心がまいってしまうと思うんです。

 そうは言っても、癌は怖いし、コロナも怖い。世の中には色々な情報にあふれていまし、良いニュースか悪いニュースどちらが多いかと言われれば「悪いニュース」の方が多い。そんな色々な情報に触れる中で『不安を理解と覚悟に』僕としてはコレだと思います。コロナではありませんが、癌の治療でそう感じているからです。

 採血するにもリスク、点滴するにもリスク、検査するのにもリスク、手術するのにもリスク、手術するための麻酔にもリスク、抗がん剤にもリスク。もうリスクだらけです(笑)

おまけに…抗がん剤は効かない。抗がん剤は時代遅れだ!手術すると癌が暴れる。癌を切らずに治した。認可されてないけどこの薬を飲めば癌が完治した。などなど、よくぞここまでというような情報も一杯です。

そんな中でも、信頼できるお医者様から話を聞いて、抗がん剤の説明をしっかり聞いて、癌相談にのってくださる看護師さんと話しをして、納得して治療をお願いする。不安も確かにあるけれど、副作用や手術などでなんらかトラブルが起きたときの対処はどのように行われるのかを理解して、もしものときの覚悟をして治療に臨む。それ以外に出来ることってあるでしょうか?あとは神様にお願いするぐらいしか思いつきません。ぶつくさ文句言っても仕方ないし、それで癌が治るわけもなし。

で、新型コロナですが…世の中の人たちがどれだけ新型コロナに不安を抱えているのか正直わかりません。ネットでの書き込みを見る限りでは不安を抱えている人たちは多いのかな~と思いますが、ネットに書き込むことで不安は解消されるのかな?と心配になります。余計なお世話かもしれませんが…。

不安が不安を呼んで、どんな些細なことにでも反応してしまっているのではないか?そんな風に感じています。不安を解消したいがために藁にもすがる勢いでネットで情報をあさりまくる。ネットのディープなところにドハマリしてネガティブな情報が集まって余計に不安になる。またその不安を書き込むことで不安を和らげようとする。そんな中、不安に思っている他の人の意見に触れる。不安に思っている人が多いことにある種の安心を覚えるのだけど、コロナへの不安は解消されない。そしてまたコロナへの不安を書き込む。そんなことを繰り返しているのではないでしょうか?

それだったら家族や友達、会社の同僚、先輩後輩、知り合い、誰でもいいので電話でも何でもいいから声を出して話をしてみてはどうでしょうか?不安なんて簡単に吹き飛ぶと思います。僕は親しい誰かの声を聞くだけで癌への不安は和らぎますし、副作用で多少辛くてもがんばろうという気になります。

また、ネガティブな情報というのも捨てたものじゃないと思います。なぜなら「悪いこと」が起こることを知っているなら備えればいいだけだからです。新型コロナの感染力が強いということが分かっているのに、人の多いところにわざわざ出かる必要はありませんし、仕事などで出かけざるをえないとすれば、家に帰れば手洗いうがいをする。飲み食いする前に手洗いうがいをするなり、アルコール消毒する。それだけで感染するリスクを限りなく低く抑えることができるのではないでしょうか?病気に対して人間できることは少ないのだと思います。でもその少ないことをすれば十分なのではないでしょうか?

それでも感染してしまったら…無症状のままという人もるようですし、安静にして2週間もすれば元に戻る人がほとんど。癌とは違って体調が激変しない限りは治る病気です。残念ながら体調が悪化する方がいるのも事実ですが、もうそうなったら受け入れるぐらいの覚悟を持っておくというのも大切なのではないでしょうか?自分がコロナに感染して重症化してないから言えるのだと言われればそれまでですが…癌と宣告されて「死」を身近に感じたからこそ、僕自身はそう考えてますよってだけの話です。

コロナといえば後遺症うんぬんという話もあります。この先一生抱えないといけないかどうかすら分かっていませんが医療の発展はすさまじいものがありますからここはぐっと堪え時だと思います。辛いものは辛いですが、それに負けずに向き合っていればいずれは改善するでしょうし、治療法だって見つかると思います。癌にだって効果的な治療方法が見つかっているのですから新型コロナだけが見つからないなんてことはないでしょう。

こうやって自分の考えを書いていると改めて最大の病というのは「不安」なのだという気がしてきました。本来の意味は違うのでしょうが「病は気から」とはよく言ったものです。「不安」を抱えたまますごすのか、「不安を理解と覚悟」につなげるのか、結局は自分しだいというところなのでしょうか…。

 

 雨も降ってるし外に出るのもなんなので、大真面目に自分の考えをつらつら書いてしまいました。やったね!更新7日目。明日は何について書こうかな?