平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

『液漏れ』騒動で大空回り!

自分が癌患者になって4か月ぐらいになりました。(病院に運ばれて4か月)
抗がん剤治療が続いていますが、これまでなかったと思う症状が出たので記録しとこうと思います。新しい症状や変わった症状が出ても焦らない焦らない…。

 

<症状1~味覚が変?~>

ちょっと前からなんですが、口の中や口の奥が気持ち悪い感じがしていました。気持ち悪く感じるだけで物が飲み込みにくいとか、食欲が減ってるみたいなことはなかったです。

ががが!ここ2~3日なんですが、味をいまいち感じられてないような気がしてます。気になったのでネットで色々調べてみますと…どうも抗がん剤(化学療法)で味覚変化・味覚障害が起こる可能性があるそうで、僕も該当したようです。これも抗がん剤を積み重ねてきているからでしょうか…副作用が出る分、肝心の癌細胞にしっかり働きかけてくれていたいいな~と思うしだいです。

ちなみにですが

  • カレーを食べてもいまいち(ココイチ)牛すじカレーに「なすび」「チーズ」をトッピング。もっとおいしいと思ったのになんか食べるのがしんどかった…(外食は高いな~1200円ほど)翌日レトルトカレー辛口に納豆トッピングも試してみました。あんまり辛味に反応しないのかな?といったところです(たぶん300円以内)
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  • 餃子とかチャーハンとかキムチもなんだかな(大阪王将
  • 飴はふつうに味がする、アイスも味がしてる。甘いのはいけるのかな?
  • 飲み物、たまに変な味に感じることがある。その時は色々飲み物変えてみてます。お茶だったり牛乳だったり水だったり。コーヒーは結石的にダメ!

そもそも抗がん剤の影響で元気がないからおいしく食べれてないだけ。という可能性もあるのでは?と思ってます。これはもうちょっと様子をみたいですね。
匂いは大丈夫そうです。商店街を歩いているとおいしそうなおでんの匂いはわかりまし
た。スーパーでおでんを一袋買ったので今晩のおかずは決まっています!

 

 

 

※次の症状では点滴のあとの腕の写真のせてます。

 気になる方はブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 <症状2~抗がん剤が漏れた?けっこうヤバい?~>

4クール目の1回目ということで、10日(木)に抗がん剤「カルボプラチン」「アブラキサン」を投与しました。2種類投与は毎クール初回のお決まりです。

点滴の前には、採血をして血液検査。諸々の数値に異常がないかをみてもらい主治医のOKが出て初めて投与となります。点滴を行う腕は採血のときとは逆の腕になります。僕の場合、右手の方が点滴の針を刺しやすいようで【左腕で採血・右腕で点滴】としてきたのですが、少し点滴の跡が気になったので、この日は【右腕で採血・左腕で点滴】としました。

今思えば、これが騒ぎの元だったのかもしれません。点滴を受けているときは問題なかったのです…。むしろ右腕にできたニキビ?吹き出物?が気になってました。これがよくできるんですよ。

 病院から自宅に帰り、テレワークでお仕事をさせてもらいながら、今回の副作用はどんなもんかいな?と思っていた矢先。12日(土)の夜。腕がかゆいな~と思って服の上から左腕をさすりました。左腕?吹き出物があったのは右腕なのに…。
そでをめくってみると…

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なんじゃこりゃ?状態です。

 

すごく怖くなったので、抗がん剤_液漏れ」「血管外露出」などなどのキーワードで調べてみると、投与当日に問題はなくても数日後に異変が起きることがあるようです。で、知りたくもないけど知りたいのが抗がん剤が漏れたらどうなるのか…』ブログに書くためにネットで調べてみました。


一番良くないパターンというのは「壊死」のようです。抗がん剤の中には、血管外漏出を起こすと、周辺組織に壊死を引き起こすものがあるようです。壊死を起こすと、「やけど」の様なひどい痛みを伴うだけでなく、なかなか治らない潰瘍を形成したり、場合によっては壊死した部分を手術で取り除くなど別の治療が必要となるようです。

 

抗がん剤も色々な種類があるのですが3つに分類できるようです。

https://www.kissei.co.jp/savene/download/pdf/sv_Prevention_and_response.pdf

↑ここから引用しました。(キッセイ薬品の資料「抗がん剤の血管外露出の予防と対応ガイド」)
1 壊死起因性抗がん剤
少量の漏出でも強い痛みが生じ、水疱や潰瘍、組織障害や組織壊死を生じる可能性がある。
2 炎症性抗がん剤
注射部位やその周囲、血管に沿って痛みや炎症(多量に漏れ出た場合は潰瘍)が生じる可能性がある。
3 非壊死性抗がん剤
漏れ出た場合に、組織が障害を受けたり破壊されたりすることはない(可能性は非常に低い)といわれている。
で、僕の打った抗がん剤は次のように分類されていました。
「アブラキサン」⇒①壊死起因性抗がん剤
「カルボプラチン」⇒②炎症性抗がん剤

 

おいおいおいおい!怖いわ!えらいこっちゃ!

 

自分の症状としては、土曜の夜に違和感を感じたけども、あんまり痛みはない。そんな状態。どないしたらいいねん!病院に電話したところ日曜日は残念ながら救急対応だけとのことで、痛みなどがないことから様子を見てほしいとなりました。体調的にもよくなかったのでご飯食べて寝て、少し散歩したりしてたらあっというまに月曜日です。


朝一で病院に電話させてもらうと、診察に来てもらえますか?とのこと。喜んで行ってきました!

 

結果は!

 

なんと!

 

点滴の際の液漏れではなく

 

点滴の際になんらかの影響で内出血が起こったものでした。

「壊死」が起こるような液漏れではありませんでした。

 

はぁああああああ、よかった。

ε-(´∀`*)ホッ

 

液漏れの場合は点滴をした針の穴からじわっと広がるみたいです。また、触るとシコリが出来て硬くなっていたり、熱をもっていたりするようです。また、点滴の際に液漏れした場合もほとんどは吸収されるそうです。壊死までいくケースは稀だと考えていいみたいで、そこは病院と看護師さんを信じたいと想います。いざというときも何卒何卒。(うっすい確率をひいて胸腺がんになっていたわけですから、可能性が0とは言い切れないですから)

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内出血の説明

 

 <個人的・今回の騒動のまとめ>

「自分にとってよくないこと」を考え出すとドツボにはまりますよね。今回は正にそうなってしまいました。反省!特に自分にとって専門外のことだと予想できる範囲もせまく、検索しても“液漏れ”を否定してくれる情報には到底たどり着けませんでした。病院から帰ってきてこのブログをまとめながらネットで調べてみたら、点滴を受けて2~3日後に内出血することもあるという情報もありました。お医者さんに話きくまではこれを見ても納得できてなかったと思います。
それはそうと、これとは逆に「よさそうな情報」にも飛びついてしまいたくなるものです。いわゆる「どんな癌にも効く」というヤツですね。藁にもすがりたい気持ちがないわけではありませんが、世の中そんなに甘くないというのはこれまでの人生で分かっているのでそのあたりの情報には踊らされないようによくよく考えたいと思います。

「壊死」に恐怖してズシンッと心が沈みましたが、ただの内出血で済んでいて問題なかったことが判明!ラッキー!ということで…プラス・マイナスでいうとちょっとプラス。気持ちが楽になりましたとさ。

 全集中の呼吸がはやってますが、僕に必要だったのは一呼吸置くことだったようです。あわてたっていいことないですよね。あわてても許されるのはサンタクロースぐらいでしょうか?

ということで、今日はここまで。