平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

経過良好ですが、そういうときこそ油断せずにいきたい

月曜日、人生初のMRIで、翌日、その結果が出ました。 脳転移の心配も現時点ではありませんでした。経過良好です。

自分にとって何よりうれしいニュース。しかし、 うまくいっている時こそ油断ならぬもの。 ちょっとしたことで足をすくわれる恐れもある。そこで! 癌の闘病記(共病記) のくせに癌のことをあまり書いてない当ブログですが、『 胸腺がん』発見から1年たったこともあるので現状をまとめるとともに避けては通れない『再発』 の可能性についても記しておきたいと思います。

 

【~発見から治療へ~】

2020年8月中旬、『縦隔腫瘍』の疑い。 胸腺腫あるいは胸腺がんの恐れと伝えられる。

検査の結果、『胸腺がん』と判明。 肺や背骨の一部に転移からステージ4と診断。

化学療法を選択、カルボプラチンとアブラキサンの抗がん剤を6ク ール投与することに。

1クール目は入院。抗がん剤の副作用というよりも、 同時に治療していた尿路結石の痛みに苦しむ。抗がん剤を始めて2週間後ぐらいから髪の毛が抜けだす。大きな副作用もなく1クール目終了とともに入院も終了。

2クール目が始まる前に尿路結石の手術。 尿道を確保するために入れていたステントを取ると同時に取れる範囲の結石を取り除く。痛みから解放される。

2クール目からは外来で点滴治療。2クール終了時のCTで癌が小さくなっていることがわかる。

 

【~いろいろあった副作用~】

その後順調に進むが、体に様々な副作用が出だす。

  •  血中のヘモグロビン量が減ることで動くとすぐに息切れするようになる
  • 左手にシビレが出て力が入れにくい。感覚が鈍くなる
  • 爪がやや変形する
  • 肌があれる。発疹があちこちに出る
  • 髪の毛どころか、全身の毛が抜ける

 

【~抗がん剤終了と治療結果~】

4クール目終了時点で、当時の主治医と5、 6クールと続けるか相談。 2クール目の結果が良かったことから続行を決意。途中、 体調が崩れることもあったが、2021年2月末、 なんだかんだ続いた抗がん剤治療が終了。

抗がん剤治療終了後のCT検査で癌が縮小していることを確認。 国立がん研究センターセカンドオピニオンを依頼。 抗がん剤が劇的に効いてくれたこと、 治療に間違いがなかったことを確信。

将来的な通院のことも考え転院。転院後の病院でCTやPET、MRIなどで定期検査。今の所、再発の兆候などは見られていない。 (←今ココ)

 

【再発の恐れ】

経過良好は最高の状態で間違いないですが、 忘れてはいけないのが再発の恐れ。 恐怖に身を震わせる必要はないと思っていますが、 避けては通れない『再発の可能性』 とはキチンと向き合わないといけないと思っています。 改めて胸腺がん再発の可能性について検索すると…

 

胸腺腫、胸腺がん|がんinfo|IMICライブラリ|一般財団法人 国際医学情報センター(IMIC)

国際医学情報センターのHPよると

胸腺腫や胸腺がんは、治療後に再びがんが生じる(再発する) 病気です。胸腺や体の他の部位に再発する場合があります。 胸腺がんは、通常再発します。胸腺腫は、長期間を経た後、 再発の可能性があります。がんが胸腺腫にできた後は、 別の種類のがんを持つ危険性が増加します。 以上のような理由から、 生涯にわたる病気のフォローアップが必要とされています。

<通常再発します>ということなので、その覚悟の上に、 この病気とは付き合っていく必要があると思っています。今、 見てもらっている主治医には10月に予定しているPET検査が1 つの勝負どころだと言われています。治療を始めてから1年となるようなタイミング。果たして癌細胞はどうなっているのか、 どのような結果が待っていも受け止められるよう日々を過ごすしだいです。

 

【~超どうでもいい余談~】

抗がん剤の副作用も回復し、髪の毛も生えてきています。しかし、 しかしですよ。薄い…うす~いんです。 これは抗がん剤のせいだと言いたいが、 もともとこうだったという現実を直視したくないだけかもしれませ ん。たぶん、おそらく、めいびー、後者です。もともと薄かったのでしょう。 特に前髪から頭頂部にかけて毛の生えている密度が… 鏡を見ると現実を見せつけられるのが最近の悩み。 もっと伸びてくれれば気にならないのに… いっそのこと坊主を続けようかな…

なんてことを考える雨続きの日々、洗濯物乾きにくいな〜レベルの悩みです。