平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

検査結果〜悪くもあり良くもあり〜

誰かさんが見つけたのは小さな癌でした。

 

見つけるなら小さな秋がよかったですが、食べて、寝て、スッキリした頭で改めて検査の結果を受け止めようとこれを書いています。

 

PETCTの結果、胸腺がんがあったところと、肺の中とに小さな癌が見つかりました。3か月前には見られなかったものでした。

まぁこればっかりはしょうがない。ある程度の覚悟はしてたのですが、しょうがない。しょうがないんですけど、やっぱりそれは驚きと悲しみで、なんで自分がという思いはありました。

昨日は朝一での診断。先生の診察室に入ったら、前はいらっしゃった助手?の方はいなくて先生お一人。これを見てほしいんだけどと検査した画像を見せてもらい説明を受けます。

「こことここに集積がみられます」

PET検査では反応したところが白く光るように写るのですが、それが何か所かみられました。がん細胞ではなくても、炎症が起きていてもそのように見えるらしいのですが、僕の場合は一度罹患しているということもあり、癌でほぼ確定。

本当に覚悟はしていたのに、受け止めていたつもりなのに、診察室なのに、ボロボロ涙が出てきてしまいました。あわててカバンの中からポケットティッシュで涙ふいて先生の話に集中することに。

癌はみつかったけども、それは良くない結果だったかもしれないけど、この小ささで見つかったのは良かったこと。すぐに新しい抗がん剤を始めようということになりました。

治療法の確定は来週なのですが、恐らく『レンビマ』を使うことになりそうです。胸腺がんにも保険適用がきくようになったばかりの薬。期待したいです。

初めて使う抗がん剤なので最初は入院して状態を確認しながら試していくことになります。先生から色々お話を聞いたあとは病院で入院の手続き。

看護師さんから入院のアレコレ聞いて必要書類などももらって終了となりました。

 

癌の再発。これだけでも十分ショックなできごとなのですが、この日はそれだけではありませんでした。実は昨日はオマケが…

診察を終えたら出社予定だっため、お昼ごはんを食べてから向かおうと思いパンを購入。川の流れでもみながらちょっとボーッとでもするかと、鴨川沿いで食べはじめました。

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パンの耳固いな〜と思いながら3口ぐらい食べたあたりで…ドカッと左手に衝撃が!

何や!と見回したらなんとトンビが僕の昼飯を奪い取りやがったのです。以前、食べ終わった弁当をカラスがひっぱっていこうとしたのは見たのですが、まさか手に持っていたパンが掻っ攫われるとは思いもよらず…

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憎っくきトンビめー(これトンビですよね?)

しかも人間になれているのか、僕は警戒に値しないと思われていたのか、近づいても逃げることなく啄み続けていました。

 

 

ということで、癌が再発しようが、再発しまいが、世の中そんなもんということですね。

運が悪けりゃお昼ごはんが掻っ攫われることもある。でも、また買って食べればいい。

運が悪けりゃ癌にもなるし、再発もする。でも今すぐ死ぬわけでもないし治療法もある。

悪くはあっても最悪ではない。

 

小さい癌を見つけてギャーギャー言わないで…これからの季節、小さい秋を見つけて日本の四季を感じる方が100倍心にいいでしょう。