平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

医療デマは駆除しても沸いて出てくるような外来生物に似ているのでは

最近youtubeにオススメで流れてきて動画を見ているのが、生き物系YouTuber【琵琶湖ガサガサ探検記の人】ことマーシーさんの動画。

twitter.com

琵琶湖の民としては、このような活動をされている人がいるのかと感心しましたし、動画を見ると「環境を守る」とはどういうことかを考えさせられます。

アメリカザリガニミシシッピアカミミガメブルーギルブラックバスウシガエルなどなど有名な特定外来生物に加えて、金魚やコイなどそれも場所によっては外来生物だったんだと勉強になります。

マーシーさんが特定外来生物を見つけては捕まえ、素人目には大量の外来生物を捕まえてこれで根こそぎ捕まえたのでは?と思っても撲滅させれたわけではなく、時間を置くとまた増えていたり…めちゃくちゃ深刻な問題であることがわかります。

 

で、動画を見ていたある日思いました。

否定されても、ポコポコ、ポコポコ、出てくる医療デマは特別外来生物に似ているのではないか…と。

効果が定かではない、科学的根拠がない、出鱈目な治療方法を「がんが消える・がんが治る」といって吹聴するSNSのアカウントは数多い。そのアカウントの多くが毎日のように同じ文言、同じ動画を繰り返し繰り返し発信している。その情報が拡散されコピーされ、また別のアカウントが発信を行う。

特定外来生物が圧倒的な捕食力、繁殖力で在来種を駆逐してしまうのと似ているように感じました。

生物とはちがって標準治療が追いやられているところまではいっていませんが、一部の国政政党では大々的に標準治療を否定していたりするので、ほっといていいことでは決してありません。

本格的に厚労省が取り締まったり、医学界が徹底して医療デマと向き合う必要があるような気もします。

現実はかなり厳しいものがあると思っていて、福島第一原発の処理水放出を見たらわかると思います。いくら科学的根拠を示して「安全な数値です。だから放出しても大丈夫だよ」といっても、どこで聞きかじったのか知りませんが、知ったか知識を披露して「放出反対!」を声高に叫び風評被害を深刻なものにします。

言葉巧みに人を惑わすデマに対して何が有効かを見極め1つ1つ潰していくしかない。