平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

真実どころかソレって闇じゃね?

自分が「がん」の当事者になって以降、似非医療が目につくようになりました。特に保険適用じゃない治療は9割疑ってかかるべきというのが原則です。(残り1割は肺がんでは適応されてるけど胸腺がんでは適応されていないなどの薬があるため)

 

さて、昨日の新聞にこれまた怪しい書籍の広告がのっていました。「食事でアルカリ性体質にする」とうたったものです。何やら本の宣伝文句には『ヨーロッパの最新医学では新常識』と書いているようですが…果たして本当に新常識なのかどうかは置いといて、100%鵜呑みにする人がいそうなので笑い事ではすまないことです。

 

著者は歯科医師のK氏。歯科医がまったく分野違いであろう体質の話を一般書で書くことにまず疑問が浮かびます。

 

このK氏…もういいや、小峰一雄氏ですが、『ドックベストセメント療法』の日本における第一人者らしいです。この『ドックベストセメント療法』は歯を削らずに虫歯を治療できるとされるもので、ネットで検索すると素晴らしい治療法だ!という書き込みなども見かけるのですが、この治療で失敗して歯がボロボロになっているというケースも見かけます。

 

これ、日本では保健適用されていない治療法です。なぜに保健適用されていないものが素晴らしい!ともてはやされているのか不明です。

歯を削らずに虫歯を治せる素晴らしい治療法だというのなら、ガツッと論文書いてエビデンスを示してほしいものです。

 

お金儲けだけを考えると確かにもてはやされても納得なんてすが…それが闇か…