平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

6度目の入院…12日目『次も見据えて』

修正しましたが…昨日のブログで12日目と書いていたのは間違いでした。昨日は11日目、今日が12日目でした。入院中で日付の感覚がズレていたようです。やっぱ仕事で社会と関わりを持つことって大事!

 

さて、今回の入院で一番大きいことは【化学療法を始めたこと】なのですが、実は【がん遺伝子パネル検査】を受けると決めたことも大きなことの1つです。いわゆるゲノム医療ってやつですね。

患者の癌の遺伝子の変化を詳細に調べて、どんな薬が効くのかを調べるというものです。患者の癌に効き目がある薬が見つかるという夢のような検査方法なのですが、そうそううまいこといくものではありません。

検査をして治療につながるケースはまだまだ少ないのが現状です。その割合いは…なんと8.1%だとか…(2020年8月31日までの実績値)。ですが、治療の手立てを探し続けるという意味では、いま取れる手段としては最善のものだと判断しました。ま~たお金もかかってくるんですが、2019年6月から保険診療になっているそうなので、大変ありがたいことです。

ただ、現実を直視すると、この検査をするということは、もう治療する手段が限りなく少なくなっているということなんです。ちなみに<治療する手段がない=すぐ死ぬ>ではありませんのであしからず。

胸腺がんは「希少がん」の一種ということはこのブログでも何度か書いてきましたが、「希少がん」は保険適用されている薬や治療方法が少ないんですよ。どういうことかというと、症例が少ないのでエビデンスのある治療方法が確立されていない、治験が進まない、企業の投資が進まないなど様々な事情があるのです。

そんな中、「がん遺伝子パネル検査」が一筋の光明になってくれたらな~と思っております。まぁ、もし自分の癌の治療方法を見つけるのが難しかったとしても、僕の癌のデータがなんらか次の治療の礎になってくれたらいいな~と思っています。

何度も言いますが、あきらめてないですよ。

それに体はピンピンしとります。今日も朝昼晩と完食。病棟の中ではありますが、ぐるぐる歩きました。『QOL=生活の質』を保つための努力ってやつも大事ですからね。最近では特にQOLを大事にしようと心がけています。

 

明日は土曜日。入院中の生活は1つも変わりませんが、時間だけはたっぷりあります。「がん遺伝子パネル検査」について自分なりのまとめを作ってみようと思います。仕事へのリハビリも兼ねて頭も働かせていこうと思います。