平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

闘病日記①石の知らせ

闘病日記になるのかな・・・

備忘録的つけていきたいと思います。

 

2020年8月某日

会社帰りに急激な痛みに襲われた。

左横腹が猛烈に痛んだことから、経験から結石だと思ったが

まったく身動きがとれない。道路にうずくまり嘔吐してしまった・・・

すごく親切な通行人の女性が2人組が「救急車を呼びましょうか?」と

声をかけてくれたのに、なぜか強がって「大丈夫です。少し休めば」と言ってしまった。

 

ぜんぜん大丈夫じゃなかった。

蒸し暑かったとはいえ、そんな汗をかかないだろうというぐらい

大量の汗が噴き出してきて、気持ち悪さがとまらなかった。

しばらくして、立ち上がるも、とてもじゃないが歩いて10分ほどの

家までたどり着くことができない。

 

結局、自分で救急車を呼ぶことに。

これがまた、場所を伝えるのに難儀した。

こっちは痛みに耐えて電話してるのに、電話口の人は

どこですか?状態。確かに説明がへたくそだったのは認めるが

もう少し、やさしい口調で聞いてほしかった。

 

電話を終え、10分~15分ほど耐えたとき

救急車のサイレンが聞こえてきた。

最初に嘔吐したとこから少し移動していたが、そこでも吐いてしまっていたため

もっていた袋とポケットティッシュでなんとか片付けようとしたが、

痛みからか左腕がしびれて何もできない状態だった。

駅の改札あたりだったこともあり、用務員さんのような方が

片付けてくれた。ありがとうございます。

 

救急隊に車椅子にのせられ、救急車に運ばれました。

僕の状態としては痛みが少しずつましになってきた中で

受け入れ先の病院が決定。車で10分ほどの病院に運ばれた。

 

今は、新型コロナウイルスの感染が心配される世の中。

緊急搬送されるときもマスクはつけるように言われた。

搬送されたときには、念のため、コロナ患者ようの隔離部屋に

そこで、熱を測り、検尿するよう言われた。

トイレではなく、部屋の中でするように言われ、

検尿コップと尿瓶を渡されちょっとビックリ!

 

まぁでも出さないことには検査もままならないので、下を脱ぐと

コップを構えるわけですが、これが出ない・・・。

恐らく石が詰まってでなかったのでしょう。

しばし出ろ~と念じているとちょぼちょぼ出まして何とか渡せることができました。

 

検査の結果、熱もそこまで高くないし、結石だけだろうということで

救急用の大部屋のところへ移動することに。

痛みがなかなか引かなかったので、痛み止めの座薬は突っ込まれました。

 

しばらくするとCTを撮るとのことで別室へ。

これまでも結石でCT撮ったりしてたので、僕も慣れたもんでした。

映し出されたのは見事に腎臓と尿道の出口を塞いだ石でした。

石で詰まって尿が腎臓から出て行かないことで炎症を起こし

激しい痛みが出ていたのでした。

 

幸いなことに痛み止めが効いたので

自分で歩けるぐらいには回復。

会社の上司が心配で実に来てくれましたが、

無事を伝えることができました。

 

僕も安心したところで、お医者さんからもう帰っていいですよ

とのお言葉も。

 

ほっとしつつも、帰り際には緊急対応で1万円が請求されやや金額に

驚きつつ支払いをすませて帰宅の道に(後日窓口で正式に精算とのこと)

 

本当に結石ができない体作りと生活をしないといけないなと

思いつつ徒歩30分の距離を歩いて帰ったのですが・・・

ここで撮ったCTが正に運命の分かれ道だったとは思いもしませんでした。

 

・・・つづく

 

 

ONE POINT

人の親切はすなおに受けよう。