平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

アップデートしないといけないのはパソコンやスマホだけじゃないという話

梅雨もあけたら夏本番とばかりに日差しが暑く感じる今日この頃、 セミの鳴き声もパワフルになったような気がてます。 今日はツイッターでフォローしている大須賀覚先生のツイートを見 て思い浮かんだことを書いてみます。

大須賀先生は抗がん剤治療をしているときに読んだ「 最高のがん治療」の著者のお一人で、 アメリカ在住のがん研究者です。

 

ツイートされていたのが、がんの治療を妨げるのが「 過去のイメージ」という内容。 がんの治療というものは個別性が強く、症状、治療、 副作用は患者ごとに大きく違うし、 時代の変化も大きいといいます。

 

確かに、自分の胸腺がんが見つかったとき、 しかもステージ4だと知らされたとき、 目の前が真っ暗になるかのような思いでしたが、 今は病気とは何だったのかとピンピンしてるぐらいです。 抗がん剤も6クール、1週間に1回投与で、3週間連続でやって1 週お休みのペースで半年間続けましたが、 身動きがまったくできないとか、吐いてばかりで、ご飯が食べられないみたいなことはなかったです。 どこで染みついたのか、がん治療の「悪い(古い)イメージ」 がついてしまっていたと思います。しかし、決してそうじゃないんだということが実体験を通してわかりました 。

 

有名な方が亡くなるときにニュースが流れますが、そのとき『 がん』だったことが伝えられることがあります。そのことも『 がん』と『死』が結びつくことになっていて、 大須賀先生の言われる『過去のイメージ』 が払しょくされない要因にもなっているような気がします。

 

そもそも日本では3人に1人が「がん」が見つかり、 2人に1人が「がん」になって亡くなるといいます。 あたり前の病気に対して治療法が模索されるのは当然のこと、 常に医学も発展しているということですね。いつまでも「 過去のイメージ」 を持っていないでアップデートしていくことが必要だということだと理解しました。

 

ちなみに、『がん』と『死』が結びつくことに関して、僕なりの考えですが…

歳を取れば、効果が高い薬に体が耐えられなくなるし、 何もニュースで伝えられる有名な方が「がん」 で亡くなったからって、「がん」 が見つかったからすぐに亡くなったというわけではないと思うので す。苦しい闘病生活が~とも伝えられることがあると思いますが、 別に本人は苦しいばかりじゃないと思うんですよ。 病院の方は新設にして下さるでしょうし、 家族がいるなら最後は見届けてくれるでしょうし、 それは苦しいだけじゃない何かがあると思うんです。

だから「がん」は怖くないからほっとこうというのではなく、 ちゃんと向き合えば怖くない病気ですよということが言いたいなと 思いました。

 

今日のところはこんな感じです。

パソコンやスマホは設定しておけば自動でアップデートしてくれま すが、自分の考えは自動では更新されません。 いろんな知見に触れてブラッシュアップしていきたいな~ と思う日曜日でした。