平らかなる共病記_アラフォー満喫中

胸腺がんと向き合う30代後半の日々

名付けを思う

昨日の夜から下腹部が痛くて我慢できなかったのでロキソニンを飲み痛みはましになりました。この感じは小さな結石が落ちてきているのか?レンビマの副作用なのか?変な症状でなかったらよいのですが『原因がわからない』という状態が一番不安になります。

痛みが続いているときに血圧を測ると「上148下88」ドキッとしましたが、ロキソニンを飲んで夜に測ると「上118下88」で下がっていたので少し安心です。

そんな体調の変化に一喜一憂しながら1日を過ごした12月1日。そんな今日は敬宮愛子さまのお誕生日で二十歳を迎えられたということ。おめでとうございます。幼いころの映像を見ると大きくなられたな~という思いや、当時、自分たちはどうだったかみたいなことを考えます。

そんなことを思いつつ、ニュースを見ていると頭に残ったのが、愛子さまへの名づけの思いについて語られた天皇陛下の言葉でした。

孟子の言葉を参考にした「敬宮(としのみや)愛子」という名前には人を敬い、人を愛してほしいという私たちの願いが込められています。それは20年経つ今でも変わっておりません。今後、成年皇族として公務に当たっていくことになりますが感謝と思いやりの気持ちを持って1つ1つの務めを大切に果たしていってもらいたいと思います。

なるほど…。名前とは自分を表すかけがえのないもの。親の思い、願いを受けて、子供はどう成長し大人になっていくのか…自分自身とどう向き合うのか。どう生きるのか。どんな人生を送るのか。たった一度の人生をどのように彩るのか…

 

「名前」と言えば、2021年に生まれた子供の名前ランキングが発表されています。明治安田生命の「生まれ年別の名前調査」の結果です。f:id:hira441taira:20211201210659j:image

今年生まれた子供たちは、どんな思い・願いで名前を付けられているのでしょうか?そして、大人になったとき、どんな大人になれているでしょうか?

 

今年生まれた子供たちが二十歳になるころ、自分はどーなってるのかな〜。55歳か…元気でいられるように頑張ろう。

じゃあ自分のがんはどうなのか…(ヴァージル・アブロー氏の訃報を知って)

デザイナーのヴァージル・アブロー氏が亡くなったというニュースがありました。不勉強なのでどれぐらいスゴイ方なのかっていうのはニュースで知ったぐらいなのですが、41歳でお亡くなりになったのは悲しいことです。

報道によると希少がんの心臓血管肉腫というがんだったそうです。僕は胸腺がんなので、できた場所は違いますが、同じく希少がんということで治療方法の少なさとか、諸々想像してしまいました。

これも報道によりますが、2019年に少しお休みをされたあと、復帰されバリバリ仕事をされていたようです。どのように治療を選択されたのか、なぜ告知から2年という時間で亡くなったのか…がんで亡くなった方の報道があると、自分のがんのことを考えてしまいます。じゃあ自分はいつまで生きられるのかと。

 

今日は診察でCTもとります。否が応でもがんの進行がどうなっているかわかります。レンビマ飲んでて血尿でてるので体にあってない抗がん剤かもしれません。検査の結果しだいでは違う治療方法になる可能性もあります。

悲観はしていませんが怖いものは怖い。でもがんなんかに負けてられへん。という気持ちです。『なるようにしかならない』のはわかっていますが少しでも良い方向にいってくれるのを願います。

なんで自分が…そう思うことが増えてしまった…

汚い話で申し訳ないのですが…ど〜も血が止まってる感じがしません。血尿なんですけどね…。

結石がゴロゴロして「痛い!」というわけではないのでそれほど普段の生活する上でしんど過ぎるということはないです。なんでこーなったんやろ…って思ってしまう。あかんな〜。

 

マイナスなこと書いたので、プラスなことも…なんかあるかな…………

ありましたありました。

住んでるマンションの共用部というんでしょうか玄関のドアがオートロックで鍵が必要なんです。部屋のドアは電子キーなので鍵を持って出なくても外に出れちゃうわけですが、デメリットもあります。締め出されてしまうわけなんです。

この前、どーしても夜中にお腹が減ってコンビニに行こうとしたときです。お察しの通り鍵を持たずに外に出てしまいました。すぐに鍵を持たずに出たことに気づいたのですが、時すでに遅し…

コンビニにも行く気が起きずマンションの前で待機することに。誰か帰ってくるか、外出してくれ〜と祈りながら。

時間は午後11時すぎ、この時間から外出する人は少ないだろうし、帰ってくる人も少ないだろう。どーすべきか…

20分ほど過ぎたころでしょうか…一台のバイクがぶ〜んとガレージに入ってきます。ドキドキしながら声をかけました。

「○階の者ですが、鍵を忘れて締め出されてしまいまして…」

「あっ、いいですよ」

いい人でよかった。

 

そんなとりとめない話でもしながら安静にしておきます。早く血尿が止まってくれますよーに。

 

がん治療…一筋縄ではいかんの〜

ブログをいざ書こうとすると妙に書く気が空回りして、なかなかまとまった文章にならずだいぶサボってしまった。なんだかんだで少し落ち着いたのでいまの状態から記録を残していこうと思います。

 

【がん治療〜立ち止まる〜】

抗がん剤レンビマを10月20日から使いはや1か月。量を変えて休薬挟んでやってきましたが、今週の診察で尿に血が混ざっていることが判明。薬をストップして泌尿器科を受診することに。

元々結石持ちなのでして、去年手術もしてますが取りきれてないのはわかっていました。レントゲンやエコーでみると尿道には石が落ちてきていない模様。ただ10月に撮影したCTを見る限りは両方の腎臓に3~4mmの結石が1つずつ。さらに小さな結石がパラパラ見られたそうです。

泌尿器科の先生いわく、結石が尿道を傷をつけて血がでているとは考えにくいという診断でした。その結果をうけて主治医である呼吸器の先生にもみてもらいました。

レンビマの効果は「がん細胞の血管新生を阻害する」という働きですが、その分、副作用として血管が傷ついたりすると治りにくくなるというのがあります。腎臓にぶら下がってる結石が動くなかで傷をつけているのか、別の理由で出血しているのか、原因ははっきりしませんが、なにはともあれ治療は一時ストップ。

来週の診察で検査項目増やして色々チェックしてどんな治療方法を選択するかを考えます。

がん治療は一進一退。なかなか思うようにいってくれない難問です。

 

 

またしても結石なのか…

レンビマを使いだして、1ヶ月ほど。途中に休薬をはさみましたがあっという間です。

昨日、診察にいくと、尿に血が混じっているとのこと…また結石なのか…

本日も病院へ。泌尿器科にてなんの診断がでることやら…。

こうも何かが続くとメンタルがやられそうです。ちょっとやられてるかもです…。

次の休みにリセットしたい。

ゴミはちゃんとゴミ箱へどうぞ

ヤル気。モチベーション。こんなのすぐなくなりますわ。

ということでブログ更新が止まって軽く1週間以上。毎日続けるのは本当に大変。みんな毎日生きてるだけでよくやってると思うよ。

さてさて、抗がん剤レンビマは4mgから10mgにアップ。ちょっとずつ血圧が高くなってきてるかなというところ。

この薬が癌に効いてくれると信じて飲み続けております。だって聞いて下さいよ。この飲み薬のお値段!なんとたった1粒で1万円(10mgの錠剤1つ)。国民保険の制度がありますから僕の場合3割負担なので3000円ほどですが、毎朝食後に1つ。お金がいくらあっても足りないよ〜(´;ω;`)

まぁ生きるためにちょっとばかし人よりお金がかかるってことなので、ま、しょうがない。

 

【どーでもいい話】

コンビニのレジに並んでいたときのこと。会計をしている前の女性のカバンから何やら落とし物が!

メガネをかけていてもちょっと目が悪いので、はっきりと何が落ちたのかまでは見えない。

(@_@;)いったい何だアレは…

声をかけづらい…ハンカチとかなら「落としましたよ」でいいんだけど、いったい何なのか…

女性は落としたものにまったく気づかず立ち去る。何か大切そうなものだったら不味いなと思い、早足にレジに向かい商品を店員にわたし、しゃがむとそこには…

 

お菓子の袋の切れ端

 

ただのゴミ

 

なんじゃそりゃ(゚Д゚)ハァ?そのゴミはせっかくなので拾ってゴミ箱にポイ。ポイポイポイ!

声掛けなくてよかったと思いつつ、なんだかな〜と言葉にできない変な感情が浮き出てきましたとさ。

オシマイ。

 

魔法の言葉「治すことができる」

抗がん剤「レンビマ」が再開になったよ。という内容のブログを書こうと思いましたが気になるニュースがあったのでそっちに注目。

 

がん10年生存率、58.9% 改善傾向続く 「治すことができる」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

ヤフートピックスに上がっていた朝日新聞の記事です。

これの何が気になったかというと、10年生存率の改善はもちろんなのですが、タイトルに「治すことができる」 と入っている点です。

記事の中に研究班の猿木信裕・ 群馬県衛生環境研究所長のコメントが紹介されています。

「早期診断・早期治療で治すことができる部位もあるが、 乳がんのように長期に経過を見る必要がある部位もある。 定期的にがん検診を受け、 症状があればすぐに医療機関を受診してほしい」と話す。

このコメントの『早期診断・ 早期治療で治すことができる部位もあるが〜』から『 治すことができる』をタイトルにとったのだと想像できます。

確かに、早期診断・早期治療で治るがんはあるのでしょう。 ですが、 コメントに乳がんのように長期に経過を見る必要がある部位もある 。とあるように「治る」と言い切れないのが癌という病気です。

確かに「治すことができる」はキャッチーです。見た人が「おっ! 」と思って見ることでしょう。

ですが、実際の癌治療はそんな簡単なものではないはずです。治すことが難しいとなっている患者さんも多くいると思います。おそらくこれを書いた記者の方やその上司は癌患者が身近にいないかもしれないし、初めて癌に関する記事を書いたのかもしれません。そして、自分の癌が「そうそう治るものではない」 からひがんでこんなことを思うのかもしれませんが、 言葉のチョイスを考えてほしいなと思ったしだいです。

 

ちなみに毎日新聞の同じ内容の記事がコチラ

がん10年生存率58.9% 前回調査より0.6ポイント上昇 微増続く(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

魔法の言葉ははいっていませんでした。個人的にはこちらの方に好感が持てます。

皆さんはどう思いますか?